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神経科学:海馬CA2から外側中隔への回路が社会的攻撃性を脱抑制する

Nature 564, 7735 doi: 10.1038/s41586-018-0772-0

海馬が陳述記憶に重要なことは知られているが、海馬の出力が社会的攻撃性などの動機付け行動をどのように調節しているかについては不明な点が多い。今回我々は、社会的記憶に重要な海馬CA2領域の錐体ニューロンが、マウスで社会的攻撃性を促すことを報告する。この行動は、CA2から外側中隔への出力によるもので、この出力は攻撃の直前に選択的に増大する。CA2による外側中隔の活性化は、攻撃の引き金になることが知られている腹内側視床下部の亜核の1つを脱抑制する回路を活性化する。社会性ホルモンであるアルギニンバソプレッシンは、外側中隔内のCA2シナプス前終末のアルギニンバソプレッシン1b受容体に作用して興奮性シナプス伝達を促進することにより、社会的攻撃性を増強する。このようにして、動物の内的状態によって駆動される外側中隔でのアルギニンバソプレッシンの放出は、CA2活動が社会的遭遇の陳述記憶につながるのか、あるいは動機付け社会的攻撃性を促すのか、またはその両者をもたらすのかを決定する調節制御因として働いている可能性がある。

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