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神経科学:報酬行動は海馬–側坐核間シナプスの強度により調節される

Nature 564, 7735 doi: 10.1038/s41586-018-0740-8

報酬は、動機付け行動を駆動するとともに生存に必須であるため、報酬刺激に関する文脈情報の保持には強い進化圧が働いている。この駆動力は、異常に強かったり(嗜癖など)、弱かったり(うつなど)することがあり、後者では顕著な症状の1つとして、快感消失(報酬刺激への応答における快感の喪失)がある。側坐核(NAc)のシェルへの海馬からの入力は、NAc活動の駆動に重要であり、この入力強度の活動依存的な調節が、目的指向行動の適切な調節に関与している可能性がある。しかし、これらのシナプスにおける長期増強(LTP)の誘発や発現の基礎となる機構に関して確固たる説明はほとんどなく、我々の知る限りでは、このような可塑性が報酬関連行動に関与していることを示す証拠はない。今回我々は、マウスで、高頻度活動が、カノニカルだがドーパミン非依存的な機構を介して、海馬–NAc間シナプスでLTPを誘発することを明らかにする。このシナプスにおけるin vivoでのLTP誘発は、条件付け場所嗜好性を駆動し、このシナプスでの活動は、自然報酬への応答における条件付け場所嗜好性に必要であった。一方、快感消失を誘発する慢性的なストレスは、このシナプスの強度を低下させてLTPを障害するが、抗うつ薬投与後にはこれらのストレス誘導性変化からの回復が認められた。我々は、海馬–NAc間シナプスが活動依存的な可塑性を示すと結論付けるとともに、その強度が文脈的な報酬行動に非常に重要である可能性を示す。

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