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化学:環状アミンの脱構築的多様化
Nature 564, 7735 doi: 10.1038/s41586-018-0700-3
脱構築的官能基化では、炭素–炭素(C–C)結合の開裂に続いて、1つ以上の構成炭素上で結合が構築される。例えば、オゾン分解やオレフィンメタセシスによって、C=C二重結合の各炭素が官能基と見なせるようになっている。C=C二重結合の切断を伴う脱構築的官能基化に大きな進歩が見られたにもかかわらず、特に比較的ひずみの小さい環状系において、C(sp3)–C(sp3)単結合の開裂と官能基化を実現する方法はごくわずかである。今回我々は、生物活性分子の重要部分であるピペリジンやピロリジンなどの飽和窒素ヘテロ環を、C(sp3)–N結合とC(sp3)–C(sp3)結合の逐次的開裂とそれに続くC(sp3)–ハロゲン結合形成を通して、ハロゲン含有非環状アミン誘導体に変換する脱構築的戦略を報告する。この反応で得られるハロアミンは非環状で、置換反応によってさまざまな構造モチーフに変換可能な汎用的中間体である。このように、スキャホールドホッピングの一例である環状アミンの骨格再構築が実現された。我々は、この脱構築的戦略を、プロリン含有ペプチドの後期段階多様化によって実証する。

