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免疫学:Nlrp9bインフラマソームは腸上皮細胞でのロタウイルス感染を抑制する

Nature 546, 7660 doi: 10.1038/nature22967

ロタウイルスは幼児の重篤な胃腸炎や下痢の主な原因であり、世界的には毎年約21万5000人の死亡を引き起こしている。ロタウイルスは、宿主の小腸上皮細胞に特異的に感染し、インターフェロンやNF-κBシグナル伝達に拮抗する戦略を進化させていて、腸粘膜の抗ウイルス応答に他の宿主因子が関わっているのかどうかが問題となっている。腸内ウイルスがin vivoで感知・抑制される機構、特にNOD様受容体(NLR)インフラマソームによる機構については、ほとんど分かっていない。今回我々は、腸上皮細胞に特異的に発現し、ロタウイルス感染を抑制するNLR Nlrp9bを明らかにし、その機構的な特徴を解明した。我々のデータから、Nlrp9bはRNAヘリカーゼDhx9を介して短い二本鎖RNAを認識し、アダプタータンパク質のAscやカスパーゼ1とインフラマソーム複合体を形成して、インターロイキン(Il)18の成熟やガスダーミンD(Gsdmd)誘導性ピロトーシスを促進することが分かった。腸でNlrp9bなどのインフラマソーム構成要素を条件的に欠失させると、in vivoでマウスのロタウイルス複製に対する感受性が上昇する。我々の研究は、腸上皮細胞で機能する重要な自然免疫シグナル伝達経路を明らかにするもので、この経路は病原性ウイルスに対する宿主防御の調節における有用な標的となる可能性がある。

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