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幹細胞:ありふれた遺伝的多様性がヒトiPS細胞で分子の不均一性を駆動する

Nature 546, 7658 doi: 10.1038/nature22403

ヒトの誘導多能性幹(iPS)細胞を利用する技術には、ヒト疾患の細胞モデルの改良につながる非常に大きな可能性がある。しかし、既存の多くのiPS細胞株の遺伝的・表現型的特徴は多様であるため、研究や治療での使用可能性が制限されている。今回我々は、ヒト誘導多能性幹細胞イニシアチブ(HipSci)により、301人の健康なドナーから711のiPS細胞株を系統的に作製し、遺伝子型および表現型を決定したことについて報告する。我々の研究は、iPS細胞の遺伝的多様性および表現型多様性の主な起源を概説するとともに、ヒトの複合形質やがんのモデルとしての適性を確立するものである。ゲノム規模のプロファイリングから、iPS細胞の異なる表現型(分化能や細胞形態など)の間に見られる多様性の5~46%が、個体間の差異に起因することが見いだされた。我々はまた、iPS細胞で繰り返し観察されているゲノムのコピー数変化が表現型に及ぼす影響について評価した。さらに我々は、ヒト多能性細胞のトランスクリプトームに影響を及ぼす、ありふれた調節バリアントの包括的な地図を提示する。

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