Analysis

気候科学:「地球温暖化の停滞」に関する論争に決着をつける

Nature 545, 7652 doi: 10.1038/nature22315

気候変動防止の政治的交渉が行われた期間と重なる1998~2012年ごろは、地球の表面がほとんど温暖化していないように思われた。しばしば「地球温暖化の停滞」と呼ばれるこの現象によって、人為的な気候変動と自然変動はどの程度理解されているのかという疑念を公衆が抱くようになった。本論文では、一見矛盾した結論は、「停滞」のさまざまな定義と異なるデータセットの使用に由来することを示す。強制力の変化、海洋による熱の吸収、自然変動、不十分な観測範囲を組み合わせると、モデルとデータの矛盾が解消される。より新しいデータセットにおける近年のより強い温暖化傾向と合わせると、長期的な温暖化には人間の影響が支配的であることを、我々はこれまでよりも確信している。

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