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免疫学:インターフェロンγによる腫瘍性虚血は生理学的血管退縮と類似している
Nature 545, 7652 doi: 10.1038/nature22311
T細胞により産生されたエフェクター分子の腫瘍拒絶に対する相対的な関与は明らかではないが、インターフェロンγ(IFNγ)は、解析されたほとんどのモデルで非常に重要である。IFNγは、がん細胞に直接作用して腫瘍増殖を妨げることができるが、大きな定着腫瘍を効果的に拒絶するためには腫瘍間質にも作用しているはずである。しかし、IFNγに反応するのはどの間質細胞なのか、そしてどの機構によりIFNγは間質を標的として腫瘍拒絶に関与するのかは分かっていない。本研究で我々は、特定の細胞タイプでのみIFNγ受容体を発現するマウスで増殖中の血管が分布した大きな腫瘍で、IFNγ誘導モデルとIFNγ–GFP融合タンパク質を用いた。T細胞や繊維芽細胞を含めた、骨髄細胞やその他の造血細胞によるIFNγへの反応性だけでは、IFNγにより誘導される腫瘍退縮には十分でなかったが、内皮細胞のIFNγに対する反応性は必要かつ十分だった。生体顕微鏡での観察から、IFNγによって腫瘍血管系が退縮し、その結果、血流が止まり、それに続いて腫瘍が崩壊することが明らかになった。これは虚血による非出血性ネクローシスに類似しているが、腫瘍壊死因子により誘導される出血性ネクローシスには類似していない。IFNγ誘導性の腫瘍性虚血の初期事象は、発生や創傷治癒、あるいはIFNγを介した妊娠誘導性の子宮動脈再構成の際の非アポトーシス性の血管退縮と類似している。固形腫瘍が拒絶される機構をより深く理解することで、養子T細胞療法のより効果的なプロトコルの設計に役立つかもしれない。

