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構造生物学:ヌクレオシド輸送体の多段階からなるエレベーター様移行の可視化

Nature 545, 7652 doi: 10.1038/nature22057

膜輸送体は、その結合部位を膜の外面と内面に交互に向けることにより基質に膜を通過させ、輸送する。エレベーター機構はこの輸送過程についての新たなモデルで、基質を結合する輸送ドメインが膜を横切って大きく移動するとしている。この機構は2つの状態間の移行が特徴だが、移行を引き起こすコンホメーション変化の経路はよく分かっていない。それは主に、手に入る構造情報が、移行が終結する際の2つの状態だけに限られているからである。今回我々は、グラム陰性球菌Neisseria wadsworthii由来の濃縮型ヌクレオシド輸送体の内向き状態、中間状態、および外向き状態の結晶構造を示す。また、複数の中間的コンホメーションの構造を決定し、輸送ドメインがエレベーター様の動きの中間点に達した状態を捕捉した。今回得られた構造は、エレベーターモデルにおけるコンホメーション移行の軌跡を示しており、輸送ドメイン内の、エレベーター様の動きと関連して起こる複数の中間段階と状態に依存して起こるコンホメーション変化を明らかにしている。

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