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細胞生物学:E-カドヘリンの希釈とアクトミオシンの流動を介した細胞質分裂の力の伝達

Nature 545, 7652 doi: 10.1038/nature22041

上皮の細胞質分裂の際には、分裂中の細胞とそれに隣接する細胞との細胞間接着の再構築が、増殖する組織の完全性、配置、形態に重大な影響を及ぼす。脊椎動物でも無脊椎動物でも、この細胞間接着の再構築には、分裂中の細胞に隣接する間期細胞での非筋ミオシンII(MyoII)の活性が必要である。しかし、隣接細胞で細胞質分裂とMyoII活性とを連携させる機構は分かっていない。今回我々は、ショウジョウバエ(Drosophila)の胸背板の上皮で、個々の細胞分裂に伴って機械刺激受容と伝達が起こり、隣接細胞でのMyoIIの動態を制御することを明らかにする。環のけん引力によって局所的に結合が伸び、その結果、進入してくるアドヘレンスジャンクションの所で局所的にE-カドヘリン濃度が下がることが分かった。次に、このE-カドヘリン濃度の低下と隣接細胞の収縮性によって、自己組織化アクトミオシン流動が促され、最終的には進入してくるジャンクションの基部にMyoIIが蓄積する。力の伝達については、アドヘレンスジャンクションを強化して細胞間接着を安定化するという状況で詳しく研究がなされてきたが、これとは別の機械刺激受容機構があって、上皮細胞間でアクトミオシン動態を協調させて、機械刺激に応じたアドヘレンスジャンクションの再構築を支えていると、我々は考える。

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