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海洋保全:人員と財源の不足は海洋保護区のパフォーマンスを全球的に低下させる
Nature 543, 7647 doi: 10.1038/nature21708
海洋資源の保全を目的として、海洋保護区(MPA)の設定が世界的に増加している。しかし、多くのMPAが効果的かつ公平に管理されているのかどうか、そしてMPAの管理が実質的な結果にどのような影響を及ぼすのかについては、まだ明らかにされていない。我々は、433のMPAに関する管理データおよび218のMPAに関する魚類個体群のデータに基づいて全球データベースを構築し、MPAの管理プロセス、MPAが魚類個体群に及ぼす影響、そして管理プロセスと生態学的影響との間の関係について評価を行った。本論文では、多くのMPAが効果的かつ公平な管理プロセスの複数の閾値を満たしておらず、人員および財源の不足がまん延していることを示す。MPAの71%は魚類個体群に正の影響を与えているものの、こうした保全の影響には大きなばらつきがあった。人員数および予算額は保全の影響を予測する最も強力な因子であり、十分な人員を有するMPAの生態学的影響は、人員が不足しているMPAの影響の2.9倍優れていた。従って、人員および財源への十分な投資を欠いたままMPAを全球的に拡大し続けることは、最善の保全結果にはつながらないと考えられる。

