Review
触媒:非共有結合性π相互作用を触媒設計に利用する
Nature 543, 7647 doi: 10.1038/nature21701
分子の認識、結合、触媒作用は、芳香族官能基が関与する非共有結合性相互作用によって仲介されることが多い。このいわゆるπ相互作用は比較的複雑なので研究が困難であったが、現在の理論とモデリングは、π相互作用の物理的起源を説明でき、π相互作用が分子結合と化学変換に与える影響に関して信頼できる知見が得られる段階に達している。このことから、こうした複雑な非共有結合性相互作用を合理的に操作し、小分子触媒や酵素の設計に直接組み込む機会が得られる。

