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生化学:メタン生成を触媒する補酵素F430の生合成の解明

Nature 543, 7643 doi: 10.1038/nature21427

メタン生成菌によるメタンの生合成はメチル補酵素M還元酵素を介して行われるが、この酵素は嫌気的メタン酸化を通したメタン資化も触媒する。この酵素が補助因子として用いる、ニッケル(Ni)含有修飾テトラピロールである補酵素F430は、メチルラジカル/Ni(II)-チオラート中間体を介して触媒作用を促進する。しかし、補酵素F430が、一般的な祖先的ウロポルフィリノーゲンIIIを出発物質として11個の立体中心を取り込み大環状分子へと合成される機構については、その経路にはキレート化、アミド化、大員環の還元、ラクタム化、および炭素環形成が関連するはずだが、詳細は不明である。今回我々は、シロヒドロクロリンからの補酵素F430の生合成を触媒する、CfbA–CfbEと呼ばれるタンパク質群を明らかにし、これらの活性について実証する。本研究によって、テトラピロールを基盤とする色素のレパートリーが構成される仕組みについて完全な理解が得られ、これらの金属補欠分子族をより幅広く使うための組換え系の開発が可能になる。

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