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免疫学:病的に増殖した末梢ヘルパーT細胞サブセットは関節リウマチにおいてB細胞の応答を促進する

Nature 542, 7639 doi: 10.1038/nature20810

CD4+ T細胞は、自己免疫病態を介在する中心的な細胞である。しかし、特定の自己免疫疾患におけるそれらの重要なエフェクター機能を明らかにすることは、いまだ困難である。障害された組織内の病原性CD4+ T細胞は、最近活性化されたことを示すマーカーの発現によって識別できる可能性がある。今回我々は、罹患率が人口の1%にも上る慢性の免疫介在性関節炎である関節リウマチについて、その患者由来の関節組織内の活性化T細胞を、マスサイトメトリーを用いて解析した。この手法により、関節リウマチ患者の滑膜では、PD-1hiCXCR5CD4+ T細胞集団が著しく増加していることが明らかになった。しかし、この細胞はPD-1を高発現しているにもかかわらず枯渇していない。我々は、多次元サイトメトリー、トランスクリプトミクスおよび機能解析を用いて、B細胞の補助を可能にするIL-21、CXCL13、ICOSおよびMAFなどの因子を発現するPD-1hiCXCR5「末梢ヘルパー」T(TPH)細胞集団を明らかにする。PD-1hiCXCR5+濾胞ヘルパーT細胞のように、TPH細胞は、IL-21分泌とSLAMF5との相互作用を介してin vitroにおいて形質細胞の分化を誘導する。しかしながら、トランスクリプトミクスの全体像からは、TPH細胞と濾胞ヘルパーT細胞の間の違いが浮き彫りになり、TPH細胞におけるBCL6とBLIMP1の発現変化、およびCCR2、CX3CR1やCCR5といった炎症部位への遊走を指令するケモカイン受容体の独特な発現が見られた。TPH細胞は、病的な炎症を起こしている非リンパ組織内で、B細胞応答と抗体産生を促進する独特な状態にあると思われる。

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