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生化学:活性化RING E3/E2–SUMO複合体における基質の捕捉

Nature 536, 7616 doi: 10.1038/nature19071

ユビキチン(Ub)やSUMO(small ubiquitin-like modifier)などのユビキチン様(Ubl)タンパク質による翻訳後タンパク質修飾は、タンパク質恒常性や、DNA損傷応答、細胞周期などの過程を調節している。PCNA(proliferating cell nuclear antigen)は、DNA損傷後に修復因子を動員するために164番リシン(Lys164)がUbあるいはポリUbで修飾される。酵母PCNAは、S期中に抗組換えヘリカーゼSrs2を動員するために、Lys164とLys127がSUMOにより修飾される。Lys164の修飾には、SUMOあるいはUbを連結するために特殊化したE2/E3酵素対が必要とされる。SUMOの場合は、Lys164修飾はE3リガーゼSiz1に厳密に依存しており、このE3がE2の特異性を変化させLys164の修飾を促進すると考えられる。活性化されたE3/E2–Ub/Ubl複合体における基質結合の構造的基盤は分かっていない。今回我々は、E3/E2–Ubl/基質複合体を捕捉して構造を決定するための改変型E2タンパク質と架橋結合を使う戦略について述べ、E3がE2の特異性を回避して基質のリシンをE2の活性部位に強制的に配置する仕組みを明らかにする。

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