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がん:p53とc-MYCの両者を標的とすることで白血病幹細胞が選択的に除去される
Nature 534, 7607 doi: 10.1038/nature18288
慢性骨髄性白血病(CML)は、チロシンプロテインキナーゼBCR–ABLにより造血幹細胞(HSC)が形質転換した後に生じる。BCR–ABLキナーゼの直接的な阻害は、疾病管理に革新をもたらしたが、CMLを維持する白血病幹細胞(LSC)を根絶することはできていない。LSCの生存はBCR–ABLとは無関係であることから、キナーゼ非依存的経路を見つけて標的とする根拠となる。本研究で我々は、プロテオミクス、トランスクリプトミクスおよびネットワーク解析を用い、イマチニブに応答する患者と応答しない患者の両方において、ヒトLSCで異常発現しているタンパク質群が、p53(別名TP53)およびc-MYCの調節に合わせて調整されていることを示す。BCR–ABL自体ではなく、p53とc-MYCの両方を阻害すると、細胞死、分化、マウスに移植されたヒトLSCのほぼ完全な除去が相乗的に引き起こされたが、正常HSCは維持されていた。この連結ノードを標的とした偏りのないシステム手法は、新たな精密医療戦略の例であり、LSCが根絶可能である証拠となる。

