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幹細胞:幹細胞機能とストレス応答はタンパク質合成によって制御される
Nature 534, 7607 doi: 10.1038/nature18282
タンパク質合成と細胞のストレス応答経路が相互作用して幹細胞機能を制御しているのかどうかは、現在のところ分かっていない。今回我々は、in vivoでマウスの皮膚幹細胞が、それらの運命決定された前駆細胞と比べて合成するタンパク質が少なく、これは強制的に増殖させた場合でも変わらないことを示す。解析から、ストレス応答経路の活性化がタンパク質合成の全般的な減少と翻訳プログラムの変化の両方を促し、これらが共に働いて幹細胞機能と腫瘍形成を促進することが明らかになった。機構的には、転写後のシトシンの5位のメチル化の抑制が、腫瘍開始細胞をこの特異な翻訳抑制プログラムに固定することが分かった。矛盾したことに、この抑制によって幹細胞は細胞傷害性ストレスに対して高感受性となり、5-フルオロウラシル投与後の腫瘍の再生が阻害される。従って、幹細胞が組織あるいは腫瘍を再生するためには翻訳抑制経路を無効にする必要がある。

