Perspective
微生物群集:実験科学で宿主–マイクロバイオーム相互作用を考慮する
Nature 534, 7606 doi: 10.1038/nature18285
哺乳類の特徴を決めているのは、メタゲノムすなわち宿主遺伝子群とマイクロバイオーム遺伝子群の集合体である。この知識によって、基礎生物学をヒト疾患の治療にさらに深く役立てる機会が得られる。しかし、哺乳類のin vivoモデルでの実験結果や再現性にメタゲノムが影響することが最近になって実証され、これが新たな課題を生んでいる。本論文では、メタゲノムの影響を考慮することで実験の再現性や説明可能性を高めるという変化を受け入れるよう、全ての研究者、学術誌編集者および資金提供機関に求めるための科学的根拠を提示する。論文の新しい書き方や新たな実験計画法の原則を導入することで、実験研究が改善され、発見や実用化が加速し、生物医学研究への多額な投資が適切に活用されるだろう。

