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心臓生物学:心外膜FSTL1再構成が成体哺乳類心臓を再生する
Nature 525, 7570 doi: 10.1038/nature15372
成体哺乳類心臓の再生を活性化する因子の解明は、科学および治療において極めて重要である。今回我々は、心外膜細胞が強力な心原性活性を持つことを見いだし、これはFstl1(follistatin-like 1)によることを明らかにした。心外膜のFstl1は心筋梗塞後に減少し、心筋での発現によって置換される。心筋のFstl1は基底状態でも遺伝子導入による過剰発現でも再生を促進しない。マウスとブタの心筋梗塞モデルで、心外膜パッチを介してヒトFstl1タンパク質(FSTL1)を投与すると既存の心筋細胞の細胞周期進入と分裂を誘発し、心機能と生存率を向上させる。以上のデータから、心外膜FSTL1の消失は傷害に対する不適応な応答であり、FSTL1の回復はヒトの心筋梗塞後の心筋細胞死とリモデリングを逆行させる効果的な方法であることが示唆される。

