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構造生物学:μオピオイド受容体活性化についての構造的考察
Nature 524, 7565 doi: 10.1038/nature14886
μオピオイド受容体(μOR)の活性化は最も有効性の高い鎮痛剤類が効果を発揮するのに関わっている。今回我々は、μOR活性化の構造的基盤を解明するために、アゴニストであるモルフィナンのBU72、またGタンパク質模倣ラクダ抗体断片と結合したマウスμORの2.1 ÅでのX線結晶構造を報告する。μORの結合ポケットで起こる、BU72によって安定化された変化はごく小さく、β2アドレナリン受容体(β2AR)やM2ムスカリン性受容体のアゴニストが結合した構造で観察された変化とは異なっている。活性化β2ARとの比較から、μORの中心部分にある保存された3個のアミノ酸の詰め込み方に関して、この2つの受容体で共通の再編成が見られることが分かり、また、分子動力学的シミュレーションから、リガンド結合ポケットとこの保存された3つ組アミノ酸とがコンホメーション的にどのように連関しているのかが明らかになった。また、リガンド結合ポケットと細胞質側ドメインの間に広がる極性ネットワークは、3種類のGタンパク質共役受容体全てでシグナル伝播に同じような役割を担っているらしい。

