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古人類学:中期鮮新世ヒト族の多様性をさらに高めるエチオピア産の新種化石
Nature 521, 7553 doi: 10.1038/nature14448
中期鮮新世のヒト族種の多様性は20年前から議論の的となっており、有名なアウストラロピテクス・アファレンシス(Australopithecus afarensis)に加えて、アウストラロピテクス・バーレルガザリ(Australopithecus bahrelghazali)やケニアントロプス・プラティオプス(Kenyanthropus platyops)が命名されてからは特に議論が活発になっている。解析が進むにつれて、この年代に複数のヒト族種が共存していたとする説の裏付けが次々と得られている。今回我々は、エチオピア・アファール州中部の調査地域Woranso–Milleの350万~330万年前の堆積層で見つかったヒト族の新種(Australopithecus deyiremeda)の化石について報告する。Woranso–Milleで発見されたこの新種化石は、350万~330万年前のエチオピア・アファール地域に少なくとも2種のヒト族が共存していたことを示しており、中期鮮新世のアフリカ東部に生息していた初期ヒト族の分類学的多様性のさらなる裏付けとなる。Au. deyiremedaの形態は、鮮新世から更新世にかけてのヒト族の歯顎に見られるホモプラシーに関する懸念も強めるものであり、これまでパラントロプス属およびヒト属と関連付けられていた一部の歯顎的特徴が、従来考えられていたよりも古い年代の化石記録に出現したことを示している。

