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進化:原核生物と真核生物の間の溝を埋める複雑なアーキア

Nature 521, 7551 doi: 10.1038/nature14447

真核細胞の起源は、現代の生物学でいまだに最も議論の多い謎の1つである。近年の複数の研究から、真核宿主細胞が生物のアーキアドメインの中から出現したとする説の裏付けが得られているが、祖先として推定されるアーキアの種類や性質については依然として議論が続いている。本論文では、その候補となる新たなアーキア門「ロキアーキオータ(Lokiarchaeota)」を発見したことを報告する。この門は系統ゲノミクス解析で真核生物と共に単系統群を形成し、そのゲノムには、高度な膜の再構築能力を示唆する真核生物特有のタンパク質の大規模なレパートリーがコードされている。今回の結果は、真核宿主が真のアーキアから進化したとする仮説の強力な裏付けとなり、真核生物に固有な特徴の基盤にあるさまざまな構成要素がすでにその祖先に備わっていたことを示している。これによって、内容の豊かなゲノムの「スターターキット」がその宿主に提供され、真核生物の特徴である細胞およびゲノムの複雑化を支えたと考えられる。

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