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発生生物学:YAPは脊椎動物の三次元的な体の形態を確保する組織張力に不可欠である

Nature 521, 7551 doi: 10.1038/nature14215

脊椎動物は独特の三次元的な体の形態を持つが、その中で組織や器官が正確に形作られ、配置されることが、機能を発揮するために不可欠である。例えば、物を見るには眼杯の中央にレンズが存在する必要があり、また眼杯は頭部に正確に配置されなければならない。組織の形態形成は、力の発生、組織による力の伝達、および力への組織や細胞外マトリックスの応答に依存している。1世紀前にダーシー・トムソンは、地球上の動物の体の形態は重力によって調節されると仮定したが、前述の力学的形態形成過程が協調して、重力に耐える体の形態を作り出す仕組みを直接実証する動物モデルはなかった。今回我々は、重力による変形に感受性を示す、ユニークなメダカ(Oryzias latipes)変異体のhiramehir)について報告する。hir胚は顕著に扁平な体を示すが、これはYAP(器官の大きさを調節するHippoシグナル伝達系の核内標的タンパク質)の変異によって引き起こされる。hir胚では、アクトミオシンを介した組織張力が低下することで、組織の扁平化および組織の誤った配置が引き起こされ、その両方が体の扁平化に寄与することが分かった。ヒト細胞の三次元スフェロイドにおいてYAP機能を解析することにより、組織張力の制御においてRho GTPアーゼ活性化タンパク質のARHGAP18がYAPのエフェクターであることが明らかになった。これらの知見は、体の適切な三次元的形態に必要とされる組織の形態や配置の調節に、これまで認識されていなかったYAPの機能が関わっていることを明らかにしている。このようなYAPの形態形成機能を理解することは、多数の組織の正確な配置を必要とする複雑な器官構築をES細胞を用いて実現するのを促進する可能性がある。

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