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有機合成:官能基化オレフィンのクロスカップリングによる炭素–炭素結合の作製
Nature 516, 7531 doi: 10.1038/nature14006
炭素–炭素(C–C)結合は、高分子、色素、医薬を含む多くの重要分子の基本骨格を構成している。こうした基本的な結合を迅速に形成する新しい実用的な方法を開発することが、多くの有機化学者の関心の的であった。この試みは、敏感な官能基の存在下や密集した構造環境下でのC–C結合形成能に大きく依存する。今回我々は、特異的に官能基化された多置換C–C結合を容易に作製できる化学変換について報告する。周囲雰囲気下で、単純な鉄触媒、安価なシラン、害の少ない溶媒を用いて、ヘテロ原子置換オレフィンと電子不足オレフィンを容易に反応させて、これまで形成が困難または不可能であった分子構造を形成することができる。さまざまな基質を用いた実例を60例以上提示し、この単純な反応の化学選択性と温和性を実証している。

