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細胞:meox1によって制御される体節由来内皮細胞による造血幹細胞の誘導

Nature 512, 7514 doi: 10.1038/nature13678

造血幹細胞(HSC)は自己複製能を持つ幹細胞で、全血液細胞系譜を供給することができる。これまで研究された全ての脊椎動物胚では、典型的なHSCは胚の血管構造の背側大動脈(DA)内に最初に生じるが、この一連の誘導事象についてはほとんど分かっていない。これまでの研究で、隣接する体節からのシグナル伝達がHSCの誘導を調整することが明らかになっているが、このシグナルの性質はよく分かっていない。本論文では、体節でのHSCの指定は、ある特異的な内皮前駆細胞集団の配備を介して起こり、この特異的な内皮前駆細胞集団は我々がエンドトーム(endotome)と名付けたゼブラフィッシュ体節の亜区画内に生じることを明らかにする。エンドトームの内皮細胞は、ホメオボックス遺伝子meox1の活性によって、発生中の体節内で指定される。指定されたエンドトームの細胞はその後DAに移動して定着し、そこでエンドトーム形成中にこれらの細胞で活性化されたケモカインシグナル伝達を効果的に使うことによりHSC形成を誘導する。meox1活性が喪失すると、ゼブラフィッシュで皮筋節と同等な筋前駆細胞である体節の2つ目の細胞種の外部細胞層(external cell layer)を代償として、エンドトームが拡大する。その結果、DAに移動して定着するエンドトーム由来細胞が増加し、ケモカイン依存性のHSC誘導が急激に増大する。この研究は、新しい体節細胞系譜限定機構の分子基盤を明らかにし、典型的なHSCの誘導における新たな理論的枠組みを示すものである。

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