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構造生物学:クラスC GPCRである代謝型グルタミン酸受容体5の膜貫通ドメインの構造

Nature 511, 7511 doi: 10.1038/nature13396

代謝型グルタミン酸受容体は、クラスCに分類されるGタンパク質共役受容体であり、神経伝達物質のグルタミン酸に反応する。構造研究が行われているのはアミノ末端の細胞外ドメインだけで、膜を貫通するシグナル伝達ドメインについては解明が進んでいない。代謝型グルタミン酸受容体5は、脆弱X症候群や自閉症、うつ病、不安障害、嗜癖、運動障害の治療での薬剤標的として大きな関心を集めている。本論文では、ヒト受容体の膜貫通ドメインが負のアロステリック調節因子マボグルラント(mavoglurant)と複合体を形成した状態の結晶構造を報告する。この構造から、クラスC受容体の膜貫通ドメインの構成について、膜貫通ドメイン内のアロステリック調節因子結合部位の正確な位置や、受容体のシグナル伝達を調節する重要なマイクロスイッチなどに関する詳細な知見が得られる。またこの構造は、クラスCに属する全てのGタンパク質共役受容体についてのモデルとなり、脳障害の治療のための新規小分子薬の設計に役立つと考えられる。

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