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栄養:CO2濃度の上昇は人類の栄養摂取を脅かす

Nature 510, 7503 doi: 10.1038/nature13179

食餌から摂取する亜鉛および鉄の不足は、世界的に大きな公衆衛生上の問題である。これらの栄養素が不足している人は推定20億人に上り、それが原因となって年間で6300万生存年が失われている。そうした人々の多くは、食餌からの亜鉛および鉄の主たる供給源として、C3植物である穀類やマメ類に依存している。今回我々は、今世紀半ばに予測されている高い大気CO2濃度の圃場条件で栽培すると、C3穀類およびマメ類の亜鉛と鉄の濃度が低下することを明らかにした。また、マメ類を除くC3作物ではタンパク質濃度も低下したが、C4作物への影響はより小さかった。同一作物でも栽培品種間で差が見られることは、大気CO2濃度に対する感受性を低下させるための育種によって、これらの新しい世界的衛生問題が部分的に解決される可能性を示唆している。

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