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微生物学:代謝的に細胞壁を標識する新しい方法により明らかになったトラコーマクラミジアのペプチドグリカン 

Nature 506, 7489 doi: 10.1038/nature12892

ペプチドグリカン(PG)はほとんどの細菌の細胞壁に不可欠な構造で、細胞分裂、細胞形状や静水圧の維持に重要である。クラミジア目を構成する細菌は、その数少ない例外の1つであると考えられてきた。クラミジア(Chlamydia)にはPGを生合成するための遺伝子が存在し、「抗PG」抗生物質に感受性を示すが、PGを検出する試みはどのクラミジア種においても成功していない(こうした性質を「クラミジアの変則性(chlamydial anomaly)」という)。我々は、D-アミノ酸ジペプチド類をプローブとし、クリックケミストリーを用いて、クラミジアPGを代謝的に標識する新しい手法を使った。複製中のトラコーマクラミジア(Chlamydia trachomatis)は、その二相性の発生生活環の全体を通して、これらのプローブで標識されることが分かった。また、アンピシリンの存在下で行われた多様なプローブの取り込み実験の結果は、クラミジアでのPG修飾酵素の存在と一致するものだった。これらの知見は、「クラミジアの変則性」についての50年にわたる推論や議論を終結させ、また、クラミジア種が機能するPGを持つことについてのこれまでで最も有力な証拠となる。

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