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分子生物学:リボソーム構築初期に見られる、タンパク質に誘導されるRNA動態

Nature 506, 7488 doi: 10.1038/nature13039

30Sリボソームを構築するには、16SリボソームRNAへ20個のタンパク質を正確に付加していく必要がある。早期に結合するタンパク質がリボソームRNAの構造を変化させて、後から結合するタンパク質が複合体に加われるようにする仕組みはよく分かっていない。今回我々は、一分子内蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)を用いて、30Sリボソーム構築初期段階での大腸菌(Escherichia coli)のリボソームタンパク質S4と16S RNAの5′ドメイン間の接近をリアルタイムで観察した。当初の動的なS4–RNA複合体は、安定な非天然型中間体を経て、天然に存在する形の複合体に変換され、非天然型構造がタンパク質–RNA間の認識に至る自由エネルギーの低い経路を提供する可能性を示している。3色FRETおよび分子動態シミュレーションにより、S4がRNAへリックスの動きの頻度と方向を変化させて、コンホメーションの切り替えが導かれ、それによってタンパク質付加が決まった順番で起こる機構が明らかになった。タンパク質に誘導されるこのような動態は、RNA–タンパク質複合体での誘導適合に対するまた別の説明となる。

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