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幹細胞:老化した筋幹細胞は可逆的静止状態から老化状態へと転換する

Nature 506, 7488 doi: 10.1038/nature13013

骨格筋の再生は成体幹細胞(衛星細胞)の集団に依存しており、これらの細胞は一生を通じて静止状態を維持する。衛星細胞の再生機能は、加齢に伴って低下する。本研究では、老化した衛星細胞は、筋肉の恒常的条件下で正常な静止状態を維持できなくなり、これが生得的な再生と自己複製能力に不可逆的な影響を与えることを報告する。老齢マウスでは、休止している衛星細胞が不可逆的な前老化状態へ転換することで静止状態の可逆性が失われるが、これはp16INK4a(別名Cdkn2a)の抑制解除による。損傷を受けても、これらの細胞は活性化や増殖ができず、たとえ若い環境に置かれても完全な老化状態への移行(geroconversion)が加速される。老化した衛星細胞でのp16INK4aのサイレンシングによって、静止状態と筋再生機能が回復した。我々の結果は、成体期における静止状態の維持は、老化経路の能動的抑制に依存することを示している。ヒトの老化した衛星細胞ではp16INK4aの調節が異常になっていることから、今回の知見は筋肉量が減少している筋肉での幹細胞回復の基盤を提供するものである。

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