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保全:全球的な海洋保全効果は、海洋保護区の5つの重要な特徴に左右される

Nature 506, 7487 doi: 10.1038/nature13022

生物多様性条約で合意された世界目標に従って、海洋保護区(MPA)の数は急増しているが、MPAがもたらす社会経済的利益の予測はいまだに困難であり、議論が続いている。MPAが能力を完全に発揮できない場合も多く、そうした結果をもたらす要因として、違法な漁獲、多様性を害するような漁獲を法的に認める規制、あるいは、生息域の連続または保護区サイズの不足を原因とする保護区外への動物の移出などがある。本論文では、世界87か国のMPAを調査し、その保護効果は重要な5つの特徴を満たす度合いが上がるほど指数関数的に高まることを示す。5つの特徴とは、禁漁、十分な強制力、長期性(10年超)、大面積(100 km2超)、および深海水または砂による隔離である。これらの特徴の内の4つまたは5つを備える有効なMPAを漁獲対象でない海域の標準として用い、有効なMPAから得た海中調査データを、漁獲が行われている沿岸域からの調査データに基づく予測と比較したところ、漁獲によって全魚類のバイオマスが歴史的な基準値から約3分の2低下したことが示された。また、有効なMPAでは、漁獲対象海域と比較して、調査枠当たりの大型魚類種(全長250 mm超)の数が2倍、大型魚類のバイオマスが5倍、サメ類のバイオマスが14倍以上に上った。調査したMPAの多く(59%)は、これらの特徴の内の1つまたは2つを備えているにすぎず、生態学的にみて漁獲対象域と区別できなかった。今回の結果は、面積のみに基づく世界の保護目標では海洋の生物多様性の保護が最適化されないことを示している。MPAがその保護の目標値を確実に達成するには、MPAの設計の改善、持続的管理および法令順守をもっと重視する必要がある。

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