Review

宇宙:加熱される冷たい暗黒物質

Nature 506, 7487 doi: 10.1038/nature12953

現代の宇宙論における最も重要な発見の1つは、標準モデルの粒子が宇宙の質量・エネルギー量のわずか5%にしかならないということである。ΛCDMのパラダイムでは、残りの95%は、暗黒エネルギー(Λ)と冷たい暗黒物質からなる。ΛCDMは、銀河の中心で観測される暗黒物質の低密度の「コア」を説明することができそうになく、中心部に集中した高密度の「カスプ」が予測されるため、問題に直面している。しかし、結論を出す前に、歴史的に銀河の受動的な成分として見なされてきた、ガスと星の影響を考慮する必要がある。これらのガスと星が、重力ポテンシャルの急速なゆらぎに基づいた結合を通して、冷たい暗黒物質に熱エネルギーを注入でき、観測される中心部の低密度を説明できることが今回分かった。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度