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構造生物学:ヒトGABAB受容体でのリガンドによる活性化の構造的機構

Nature 504, 7479 doi: 10.1038/nature12725

ヒトGABAB(γ-アミノ酪酸B型)受容体は、脳での抑制性神経伝達の中心となるGタンパク質共役受容体である。これが機能するには、サブユニットGBR1とGBR2のヘテロ二量体であることが必須である。今回我々は、GBR1とGBR2の細胞外ドメインからなるヘテロ二量体複合体のアポ型、アゴニスト結合型、アンタゴニスト結合型の結晶構造を示す。アポ型とアンタゴニスト結合型の構造は受容体の静止状態を示しており、アゴニスト結合型複合体は活性状態に対応する。静止状態では、2つのサブユニットは共に開いたコンホメーションをとっており、アゴニストに誘起された受容体活性化の際にはGBR1のみが閉じる。アゴニストとアンタゴニストは、GBR1のドメイン間の隙間に、重なり合う複数の残基によって係留されている。アンタゴニストがGBR1を不活性状態の開いたコンホメーションに拘束するのに対し、アゴニストは活性化に必要なドメインの閉鎖を引き起こす。我々のデータにより、サブユニット間で新規なヘテロ二量体界面が形成されるというGABAB受容体の独特な活性化機構が明らかになった。

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