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免疫:低分子Rho GTPアーゼの操作はNOD1によって検知される病原体誘導性の過程である

Nature 496, 7444 doi: 10.1038/nature12025

我々の自然免疫系は、保存された病原体関連分子パターンを検知することによって、自己と微生物を識別している。しかし、病原体関連分子パターンはすべての微生物によって産生され、微生物が病原性を持つかどうかには関係がない。自然免疫系は、毒性微生物と疾患を引き起こす可能性が低い微生物とを識別するために、宿主の細胞質ゾルでの微生物産物の有無など、保存された病原体誘導性過程を検知するが、この検知機構は完全には解明されていない。本論文では、NOD1が、低分子Rho GTPアーゼの活性化状態を監視することによって、細胞質ゾル中の微生物産物を感知することを示す。腸内病原菌であるサルモネラ菌(Salmonella)の毒性因子SopEを細菌によって送達、あるいは異所性発現させることでRAC1およびCDC42を活性化すると、それが引き金となってNOD1シグナル伝達経路が開始し、結果としてRIP2(別名RIPK2)を介したNF-κB依存性炎症応答が誘導された。同様に、ペプチドグリカンによるNOD1シグナル伝達経路の活性化にはRAC1活性が必要であった。さらに、RAC1、CDC42およびRHOAの構成的活性型はNOD1シグナル伝達経路を活性化した。我々のデータは、低分子Rho GTPアーゼの活性化が、NOD1シグナル伝達経路を介して感知される病原体誘導性の過程であることを明らかにしている。

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