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医学:1型ヘルパーT細胞のサイトカインはがんの老化を誘導する

Nature 494, 7437 doi: 10.1038/nature11824

適応免疫によるがんの制御には、すでに明らかにされているいくつかの細胞死と排除の機構が関与している。しかし、T細胞とインターフェロンγ(IFN-γ)によってがんの指数関数的増殖を効率的に阻害するには、がん細胞増殖を停止させる、これまで明らかになっていないまた別の機構が必要である。今回我々は、1型ヘルパーT細胞のサイトカインであるIFN-γと腫瘍壊死因子(TNF)の複合的作用が、がんに永続的な増殖停止を直接誘導することを示す。腫瘍免疫によって誘導された老化をがん遺伝子誘導性の老化から間違いなく区別するために、我々は、ラットインスリンプロモーターの制御下で発現させたSV40ラージT抗原(Tag)が、p53およびRbを介した細胞周期調節の減弱によって腫瘍を形成させるというマウスモデルを用いた。IFN-γとTNFを組み合わせると、G1/G0における永続的な増殖停止、p16INK4a (CDKN2Aとしても知られる)の活性化、および下流のRbのセリン795の低リン酸化状態の誘導によってTagを発現しているがんの老化が誘導される。このサイトカイン誘導性の老化には、p16INK4aに加えてSTAT1とTNFR1(TNFRSF1Aとしても知られる)シグナル伝達が必須である。in vivoでは、Tag特異的1型ヘルパーT細胞は、IFN-γおよびTNFR1依存的な老化を誘導することによってTagを発現しているがんを永続的に停止させる。反対に、Tnfr1−/−Tagを発現しているがんは、TNFR1を発現する宿主においてさえ、サイトカイン誘導性の老化に抵抗性を示し、非常な速度で増殖する。最後に、IFN-γとTNFは多数のマウスおよびヒトのがんに老化を誘導することから、これはがんの進行を停止させるための一般的なメカニズムであると考えられる。

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