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構造生物学:セルロースの合成と膜を越える輸送の結晶学的スナップショット

Nature 493, 7431 doi: 10.1038/nature11744

最も大量に存在する生体高分子であるセルロースは、グルコース分子の直鎖状重合体で、細胞外に存在する。セルロースは植物の細胞壁に必須の構成成分だが、藻類や細菌にも見いだされる。細菌では、セルロース産生は固着性の多細胞増殖型であるバイオフィルムの形成と関連していることが多い。セルロースの合成と細菌内膜を越えるその輸送は、膜内在性触媒サブユニットBcsAと、膜に係留されたペリプラズムタンパク質BcsBからなる複合体によって行われる。今回我々は、紅色非硫黄細菌Rhodobacter sphaeroides由来のBcsAとBcsBからなる複合体(輸送中の多糖を含む)の結晶構造を示す。BcsA–BcsB輸送中間体の構造から、セルロースシンターゼの構成が明らかになり、BcsAがセルロース輸送チャネルを形成する仕組みが示され、新生多糖が一度にグルコース1分子ずつ伸長する、セルロース合成と輸送の共役モデルが考えられる。

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