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細胞:複製後の修復には、コヒーシンのクライシンサブユニットのセパラーゼに依存した除去がかかわっている

Nature 493, 7431 doi: 10.1038/nature11630

DNA二本鎖切断の修復は細胞の生存に不可欠であり、高度に協調した複数の経路が関与して、損傷部位のDNAを傷のない状態に復元する。相同性を基盤にした修復の際には早い段階で損傷部の除去が起こり、一本鎖になった3′-尾部が生じて次第に長くなり、適切な修復用の鋳型を見つけるのに使われる。姉妹染色分体はほぼ完全に相同な塩基配列を提供できるので、相同組み換えの際の鋳型に適している。姉妹染色分体を鋳型供与体として優先利用するため、コヒーシン(姉妹染色分体をつないでまとめる複合体)が切断部へと動員されて染色分体を強制的に近づける。今回我々は、出芽酵母で、前のS期に結合したコヒーシンの解離をDNA切断が促すこと、そして損傷が引き起こすコヒーシンの解離には、分裂後期に染色分体の結合を解除するプロテアーゼであるセパラーゼが必要であることを示す。さらに、コヒーシンのα-クライシンサブユニットをコードする遺伝子Mcd1(Scc1とも呼ばれる)のセパラーゼ耐性型対立遺伝子は、二本鎖切断部分の除去を抑制し、DNA損傷時に結合した場合でも修復の効率を低下させる。これらから、複製後のDNA修復では、DNAの完全性を回復させるための協調的な細胞応答の際に修復因子に近づきやすくするために、セパラーゼによるコヒーシンの解離が起こると考えられる。

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