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気候:過去15万年間にわたる氷床量と極域の気温の急速なカップリング

Nature 491, 7426 doi: 10.1038/nature11593

現在の地球温暖化を解明するには、気候と全球の氷床量の関係を詳細に解明する必要がある。氷床量変動の定量化には、分解能の高い連続的な海水準の記録が不可欠である。しかし、極域の気候変動に比べて、過去の氷床量変動の時期の偏りのない研究はこれまでできなかった。利用可能な海水準の記録が、軌道チューニングや氷床コアの時間スケールによって年代決定されているか、時間的に不連続だったためである。本論文では、過去15万年間にわたる分解能の高い連続的な海水準の記録を、1000年スケールで独立して年代決定したことを報告する。その結果、氷床量変動の時期が、南極の気候、特にグリーンランドの気候の変動の時期とよく一致していることがわかった。氷床量変動の振幅は、グリーンランドよりもむしろ南極の気候変動により密接に一致している。極域の気候と氷床量の変動、そしてそれぞれの変動速度は、100年スケールの応答時間で共変していることがわかった。また、海水準の上昇速度は、すべての主要な氷床量減少期において、少なくとも1世紀当たり1.2 mに達していた。

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