Perspective
気候:近年の成層圏温度の変化傾向の謎
Nature 491, 7426 doi: 10.1038/nature11579
衛星放射輝度の再処理に基づく成層圏中部と上部の温度の新たなデータセットから、1979〜2005年の期間における成層圏の気候変動の描像が得られたが、この描像はそれ以前のデータセットから得られたものとは著しく異なっている。この新たなデータは、観測される成層圏温度の変化傾向についての我々の理解や、温室効果ガスとオゾン除去物質の放出に対する成層圏の応答シミュレーションを検証する我々の能力に疑問を投げかけている。本論文では、新たなデータが提起する重要な問題を明らかにし、どのように解決できるか示す。

