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微生物:ゼロ価の硫黄は海洋のメタン酸化の重要な中間体である

Nature 491, 7425 doi: 10.1038/nature11656

強力な温室効果ガスであるメタンの海洋堆積物からの放出は、主として硫酸塩の還元と共役したメタンの嫌気的酸化(AOM)によって支配されている。硫酸塩と共役したAOMは、メタン酸化古細菌(ANME)と硫酸塩を還元するデルタプロテオバクテリアとの共同体によって達成されると考えられているが、その基盤となる機構はまだ解明されていない。今回我々は、AOMに際し、ANMEが行う異化的硫酸塩還元の新たな経路を介して、ゼロ価の硫黄化合物(S0)が生成されることを明らかにした。したがって、AOMは絶対的な栄養共生過程ではなく、ANMEが単独で行っている可能性がある。さらに、二硫化物の形で生成されたS0は、ANMEと共存するデルタプロテオバクテリアによって不均化されることがわかった。今回の観察結果は、微生物が介在する既知の硫黄形態変化の多様性をさらに拡張するものであり、炭素および硫黄の生物地球化学的循環の解明に大きな意味を持つ。

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