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宇宙:惑星であるうしかい座τ星b(τ Boötis b)の昼側で見られる軌道運動の特徴

Nature 486, 7404 doi: 10.1038/nature11161

うしかい座τ星(τ Boötis)の周囲を軌道運動する巨大惑星(τ Boötis b)は、最初に発見された太陽系外惑星の1つである。これは、最も明るく、我々に最も近い太陽系外惑星の1つであり、わずか数日という軌道周期を持つ。10年を越える間に、その軌道傾斜角の計測結果が報告されたが、その後否定され、値はまだ確定していない。本論文では、τ Boötis bの昼側の熱スペクトルに一酸化炭素の吸収線を検出したことを報告する。約100,000のスペクトル分解能で、我々は広範囲の軌道位相にわたって惑星の視線速度の変化を追跡し、軌道傾斜角が44.5°±1.5°、質量が木星質量の5.95±0.28倍と決定し、恒星面通過をしない惑星でも、その大気の特性評価が可能であることを実証した。強力な吸収シグナルは、大気の温度が高度が高くなるにつれて低下することを示唆しており、これは強い放射を受けている惑星で推測される温度逆転とは対照的である。このことは、τ Boötis bでは、そうした大気の逆転を引き起こすと考えられる吸収物質が活動的な親星からの紫外線放射によって破壊されたという仮説を裏付けている。

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