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物理:二重魔法核100Snの超許容ガモフ・テラー崩壊

Nature 486, 7403 doi: 10.1038/nature11116

原子核の殻構造は「魔法数」と関連があり、すべての核子によって生み出された平均ポテンシャルにおける中性子と陽子のほぼ独立な運動から生じる。β+崩壊時には、陽子はこれまで完全には占有されていなかった軌道の中性子へ変換されて、ガモフ・テラー遷移では平衡スピンの、フェルミ遷移では反平行スピンの陽電子–ニュートリノ対が放出される。ガモフ・テラー遷移の遷移確率つまり強度は、その基礎となる殻構造に敏感に依存し、通常、隣接する原子核の多数の状態の中で分布する。本論文では、陽子と中性子の数が等しく、最も重い二重魔法核である100Snの崩壊について、半減期と崩壊エネルギーを測定した結果を報告する。100Snのβ崩壊では、その崩壊エネルギーが大きいため、強度の大部分が観測可能である。許容される原子核β崩壊においてこれまで測定された最も大きいガモフ・テラー強度が決定され、このガモフ・テラー遷移の「超許容性」が立証された。娘核100Inの大きい強度と低エネルギー状態は、最新の大規模殻モデル計算によりうまく再現できる。

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