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植物:NPR3とNPR4は植物の免疫シグナル、サリチル酸の受容体である

Nature 486, 7402 doi: 10.1038/nature11162

サリチル酸(SA)は病原体による攻撃後に生産される植物免疫シグナルで、全身獲得抵抗性を誘導する。主要な植物ホルモンのうち、受容体が確定されていないのは、SAだけである。シロイヌナズナ(Arabidopsis)の全身獲得抵抗性には転写補助因子であるNPR1(nonexpresser of PR genes 1)が必要で、その分解が分子スイッチとして働く。今回我々は、NPR1のパラログであるNPR3とNPR4が、SAとの結合親和性がそれぞれ異なるSA受容体であることを明らかにした。NPR3とNPR4はCullin3ユビキチンE3リガーゼのアダプターとして働いてNPR1の分解を仲介し、この過程はSAによる調節を受ける。そのため、シロイヌナズナのnpr3npr4二重変異体ではNPR1が高い濃度で蓄積し、全身獲得抵抗性の誘導が起こらなくなる。またこの変異体では、病原体エフェクターにより誘発されるプログラム細胞死と免疫に欠陥が生じる。この研究は、病原体の攻撃に対応した細胞の死と生存の決定に関与する、SA認識機構を明らかにしている。

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