Article 細胞:Rab5はin vivoでのエンドリソソーム系生合成に必要である 2012年5月24日 Nature 485, 7399 doi: 10.1038/nature11133 細胞が膜小器官の数とサイズをどのように制御しているのかは、未解明の問題である。低分子GTPアーゼRab5は、エンドソーム生合成の重要な調節因子の1つであると考えられてきた。今回我々は、この仮説を検証するために、エンドソームのRab5依存性の数学的モデルを開発し、最先端のRNA干渉技術を用いて成体マウスの肝臓で3つのRab5アイソフォームすべてを徐々に減少させることで、このモデルの妥当性を確認した。意外にも、エンドサイトーシス系はRab5減少に対してすばやい回復力を示し、Rab5が臨界レベルまで減少したときにだけ崩壊した。Rab5がこの閾値を下回るまで減少すると、初期エンドソーム、後期エンドソーム、およびリソソームの数の顕著な減少が起こり、それと付随して低比重リポタンパク質のエンドサイトーシスが障害された。エンドソームの減少は毛細胆管への頂端膜タンパク質の供給障害を引き起こし、これは極性を持った積荷の選別にエンドソームが必要であることを示唆している。この結果は、Rab5がin vivoでエンドソームオーガナイザーとしての役割を果たすことを証明し、エンドサイトーシス系のすばやい回復の仕組みを明らかにする、我々が知るかぎりで初めての結果である。 Full Text PDF 目次へ戻る