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神経:MEGF10とMEGF11は網膜ニューロンのモザイク配置に必要な同型細胞間相互作用を媒介する

Nature 483, 7390 doi: 10.1038/nature10877

神経系の多くの部分で、ニューロンの細胞体は規則正しい空間配置を見せている。網膜でも、多数の異なるサブタイプのニューロンが、モザイクと呼ばれる規則正しい並び方をしていて、同じサブタイプの細胞が隣り合わせになることは偶然の結果よりも少なく、結果として相互を隔てる「排他領域」ができる。このモザイク配置によって、細胞の各サブタイプが網膜全体にわたって均等に分布し、視野のどの部分も画像処理要素をフルセットで利用できるようになっている。特筆すべきことは、モザイクが相互に独立な点で、あるサブタイプのニューロンは同じサブタイプの細胞と近接することは滅多にないが、隣接する他のサブタイプのニューロンとの空間的位置関係には何の制限も見られない。この独立性から、各サブタイプによって発現される分子手がかりが、近距離で働く同型(同サブタイプ内)反発性の相互作用を媒介することによってモザイクを形作る、という仮説が導かれる。しかし、これまでそのような活性を示す分子は同定されておらず、この仮説も未検証だった。今回、マウスで、近縁の2種の膜貫通タンパク質であるMEGF10とMEGF11が、2種の網膜介在ニューロンサブタイプであるスターバーストアマクリン細胞と水平細胞のモザイクの形成に重要なことを明らかにする。MEGF10とMEGF11、および無脊椎動物における近縁のタンパク質である線虫(Caenorhabditis elegans)のCED-1とショウジョウバエのDraperはこれまで、神経軸索損傷時やアポトーシス時に、細胞破砕物の貪食に必要な受容体として主に研究されてきた分子である。この結果は、この遺伝子ファミリーのメンバーがニューロンの配置パターンを作るサブタイプ特異的なリガンドとしても機能する可能性を示している。

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