Article 細胞:SUMO修飾されたPCNAの認識にはSrs2中の縦列受容体モチーフが必要である 2012年3月1日 Nature 483, 7387 doi: 10.1038/nature10883 SUMO(出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeではSmt3としても知られる)のようなユビキチン(Ub)およびユビキチン様(Ubl)修飾因子は、分化、アポトーシスや細胞周期を制御する経路、またDNA損傷応答などのストレスに対する応答で、基質タンパク質の翻訳後修飾を介してシグナル伝達を仲介する。酵母では、増殖細胞核抗原(PCNA、別名Pol30)は、DNA損傷に対する応答ではユビキチンに、またS期の過程ではSUMOによって修飾される。Ub–PCNAは損傷乗り越えDNAポリメラーゼを動員するシグナルを伝達できるが、SUMO–PCNAは抗組み換え性DNAヘリカーゼSrs2を動員するシグナルを伝達する。Srs2などの受容体がUbおよびUblへの結合後に基質を特異的に認識する仕組みは、まだわかっていない。本論文では、構造研究、生化学的研究および機能研究によって、Srs2のカルボキシ末端ドメインが、PCNAおよびSUMOと独立して相互作用する縦列の受容体モチーフを持ち、この両方のモチーフがSUMO–PCNAの特異的認識に必要であること示す。今回示された機構は、他の受容体がUbやUblで修飾された基質を特異的に認識してシグナル伝達を促進する仕組みの解明にかかわってくる。 Full Text PDF 目次へ戻る