Letter 地球:超大陸サイクルと太古の絶対古経度の計算 2012年2月9日 Nature 482, 7384 doi: 10.1038/nature10800 超大陸サイクルに対する伝統的なモデルは、次の超大陸「アメイジア」が、パンゲア大陸が分裂した場所に形成される(「内転」モデル)か、地球のそれとは反対側の場所に形成される(「外転」モデル)と予測している。我々は、それらとは対照的に、以前の沈み込み帯の残存部を取り囲む沈み込み帯の大円内に90°離れて、次の超大陸が形成されるという「垂直回転」モデルを考案した。超大陸はマントル下降流の上に集まるが、地球規模のマントル対流に影響を及ぼして大陸塊の下に上昇流を形成する。我々は、非流体静力学的な地球の偏長形状によって振動する真の極移動が起こるのに必要な最小の慣性モーメントを計算した。各々の超大陸が過去にたどった真の極移動に大円を当てはめることで、連続する超大陸中心(対応する最小慣性モーメントの軸)の間の角距離は、垂直回転モデルによる予測では、ヌーナ大陸とロディニア大陸の間が88°、ロディニア大陸とパンゲア大陸の間が87°となる。超大陸の中心は先カンブリア代までその位置をさかのぼることができ、十億年の時間スケールにわたる絶対古経度の計算に対して固定点を与えている。古経度によりさらに絞り込まれた古地理学的再構築によって、古代のプレート運動と古生物地理学的類似性に対してますます正確な見積もりが得られるであろう。 Full Text PDF 目次へ戻る