Letter

宇宙:M33の渦状腕に沿って配向する分子雲磁場

Nature 479, 7374 doi: 10.1038/nature10551

銀河における星のゆりかご、つまり星形成領域である分子雲の形成については、ほとんど解明されていない。一部の分子雲形成モデルでは、分子雲の乱流や回転がその磁場配向を不揃いにする可能性があるので、個々の分子雲の規模では、銀河の大規模磁場は無関係であることが示唆されている。あるいは、銀河の磁場が十分に強力で、個々の分子雲に方向性を与えていて、その結果、分子雲の集合と分裂を調節し、星形成の速度や効率に影響を及ぼしている可能性もある。天の川銀河円盤内での我々の位置が原因で、この状況の評価は難しい。本論文では、近傍にあってほぼ正面を向いている銀河M33中の6個の巨大な分子雲複合体の磁場配向の観測について報告する。磁場は渦状腕に沿って配向しており、M33の大規模な磁場が分子雲を固定することを示唆している。

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