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免疫:樹状細胞は高内皮細静脈を介してリンパ球のリンパ節内への進入を制御する

Nature 479, 7374 doi: 10.1038/nature10540

ナイーブリンパ球は外来抗原を探索して体内を巡回する間、リンパ節を介して血液からリンパ管に入り、またリンパ管から血液に戻るという循環を絶えず行っている。このリンパ球再循環現象と呼ばれる過程は、侵入外来物や自己細胞の変化に対する体内の有効な免疫監視機構となっている。しかし、恒常状態でのリンパ球再循環現象を調節する機序は、まだ完全に解明されてはいない。本論文では、Tリンパ球への抗原提示という役割がよく知られている樹状細胞(DC)が、リンパ球動員に特殊化した血管である高内皮細静脈(HEV)の表現型調節によって、ナイーブリンパ球のリンパ節内への進入を制御していることを示す。成体マウスで1週間にわたってin vivoでCD11c+ DCを枯渇させると、末梢および粘膜のリンパ節のサイズと細胞密度の低下が引き起こされることがわかった。DCが存在しないと、成熟成体型のHEV表現型が未成熟新生仔型の表現型に戻り、またリンパ節へのHEVを介したリンパ球動員が抑制される。共培養実験から、HEV内皮細胞へのDCの影響は直接的で、リンホトキシンβ受容体依存性のシグナル伝達が必要であることが示された。DCはリンホトキシンを発現しており、また、DC由来のリンホトキシンはin vivoでリンパ節へのリンパ球ホーミングに重要である。まとめると、我々の結果は免疫監視の間のリンパ球再循環調節におけるDCのこれまで考えられていなかった役割を明らかにしている。

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