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生化学:出芽酵母のTHI4pは自殺型のチアミンチアゾール合成酵素である

Nature 478, 7370 doi: 10.1038/nature10503

チアミンピロリン酸1はすべての生命体にとって必須の補因子である。その生合成では、ピリミジン2とチアゾール3前駆体が別個に合成され、次いでこれらが連結される。チアミンチアゾールを生合成する経路は2つが同定されている。原核生物では5つの酵素が3つの基質に作用して複雑な酸化縮合反応を介してチアゾールを生成し、この機構は今では詳細にわたって確定されている。対照的に、真核生物でチアゾール生合成にかかわっている遺伝子産物は1つだけである(出芽酵母[Saccharomyces cerevisiae]ではTHI4p)。今回我々は、完全な活性を持つ組み換え野生型THI4pを作製し、タンパク質の保存されたシステイン残基から反応中間体への鉄依存的な硫化物転移反応を明らかにし、またTHI4pが1回だけターンオーバーを行う自殺型酵素であることを実証する。

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