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考古:過去600万年の木本被覆率と人類の居住環境

Nature 476, 7358 doi: 10.1038/nature10306

初期人類の進化にアフリカのサバンナが果たした役割に関しては、100年近くにわたって議論が続いている。この問題の解決を妨げてきたのは、化石記録で木本植物の被覆率を定量することの困難さである。今回我々は、土壌中の安定炭素同位体を用いることによって熱帯生態系の木本被覆率が定量可能であることを明らかにした。さらに、アフリカ東部のアワシュ盆地およびオモ・トゥルカナ盆地の人類遺跡から採取した化石土壌を用い、中新世後期(約700万年前)以降の木本被覆率を推測した。600万年以上前の人類遺跡またはその周辺の古土壌1,300点から得た13C/12C比のデータは、大半の遺跡で木本被覆度がおおむね40%未満であったことを示している。今回のデータは、過去600万年にわたり、アフリカ東部の人類化石遺跡の大部分では、開けた環境が支配的であったことを示している。

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